- ドラムで軽い音と重い音を打ち分けたい
- お前のドラムは軽い音と言われた
- お前のドラムはうるさ過ぎると言われた
- ゴスペルチョップス叩きたい(これ自分)
そんな方へ向けての記事です。
先に結論を書いてしまえば、
ヘッドにスティックが当たる時間で音の重さをコントロール出来る、と思っています。
重さというよりは、同じ楽器でのクリーンな音と歪み音の叩き分けです。
ヘッドに当たる時間が短いとクリーンな音(軽いと表現されることが多い)
ヘッドに当たる時間が長いと歪んだ音(重いと表現されることが多い)
ギターに似ています。
そして、軽い重いは絶対的ではなく相対的なのです。
それでは、書いていきます。
ドラムの音色に関わる3つのこと
ドラムの音色は主に、3つの要素で決まります。
他にもあれば教えて下さい。わかっている方は飛ばしてください。
楽器(素材)
単体で叩いた時に影響があるのは楽器そのものではないでしょうか。
太鼓であれば口径や深さ、シェルの素材、ヘッドの材質、、、気の遠くなるような組み合わせがありますね。
シンバルも口径、厚さ、表面の処理(ざらざら、ツルツル、デコボコ)で様々なモデルが発売されています。
これ以上は語る知識がないのでここまでにします。
チューニング
太鼓であれば表と裏の皮(ヘッド)の張り具合で音色が変わります。
また、ミュートと呼ばれる消音加工を僅かに行うことで余韻を抑えて調整します。
シンバルもネジ部分のフェルトの抑え具合や、設置する角度を変えて響きを調整しますね。
自分は全くしませんが。
叩き方
この記事の本題です。
同じドラムセットを同じ人間が演奏した時に、音色の違いが出せるのか。
冒頭でも書きましたが、ヘッドにスティックが当たる時間で叩き分けられます。
それでは次の項目で詳しく語っていきます。
ドラムで軽い音を出す方法
ドラムで軽い音を出すためには、ヘッドに当たる時間を短くする必要があります。
スティックがヘッドに当たる時間を短くする
スティックがヘッドに当たる時間を短くすることで、
クリーンな音(≒軽い音)が出ます。
ヘッドに当たる時間を短くするには、リバウンドを妨げないようにします。
イメージとしては、吹奏楽部がよくやるパッド練習(板打ち)です。
また、スティックを可能な限り手前に返す練習です。
軽い音を出すためのグリップ
グリップは親指と人差し指で挟むスタイルが適してそうですね。
理由は、スティックが跳ね返る余地があるグリップだからです。
あくまでもグリップは手段の一つに過ぎません。
どんなグリップでもヘッドに当たる時間のコントロールが重要だと考えます。
ドラムで重い音を出す方法
ドラムで重い音を出すためには、ヘッドに当たる時間を長くする必要があります。
スティックがヘッドに当たる時間を長くする
スティックがヘッドに当たる時間を長くすることで、
歪んだ音(≒重い音)が出ます。
ヘッドに当たる時間を長くするためには、リバウンドを抑える必要があります。
イメージとしては、ヘッドの表面ではなく奥まで叩き込むイメージです。
ストロークの途中で叩く、というのも『いい音を叩く表現』としてよく言われていますが、歪んだ音を叩くのに適しているかと思います。
重い音を出すためのグリップ
グリップは、リバウンドさせなければ適当で良いと思っています。
わし掴みに近いものでもオッケーです。
力んでなくても、スティックに当たる手の面積が増えることによってリバウンドは抑えられます。
(参考:K’s music 後述します)
余談ですが、バンド練習の休憩中に、他の楽器奏者にドラムを乗っ取られることがありますよね。
この時に、意外と良い音に聞こえるのも、リバウンドさせていないので歪んだ音になっているからだと思われます。
参考
この記事を書くに至って参考にしたWebサイトや動画を紹介します。
特にK’s musicは超有益です。
ヤマハ様
同じ人間が同じドラムを演奏している時に音色を変えるには、ヘッドの振動のさせ方を変えるしかないと再認識しました。
ヘッドの振動がドラム全体を震わせる
ドラムのヘッドを叩くと、打面ヘッドは変形してシェル内部の空気を圧縮します。圧縮された空気は裏面のヘッドを押し、変形させます。その後、打面ヘッド、裏面ヘッドの変形がドラム全体に伝わって反射して…、という作用を繰り返して振動。そして、打面と裏面それぞれの振動から生まれる空気の振動が音となって響き、やがてヘッドの振動が収まるにともなって減衰していくわけです。引用:ヤマハ様:音が響く仕組み
吹奏楽部時代に指揮者に「もう少しスピード感のある音で」とか突っ込まれたこともありますが、、、
音色を変えるには楽器そのものかタッチを変えるしかありません。
先輩には気持ちを込めろだの見た目で表現しろだの色々言われました。
もちろん、見た目が結果的に音色に繋がることもあります。
しかし、見た目は見た目、タッチはタッチで練習が必要なことも沢山あったのでは?と今になって思います。
K’s music
上で記述した気持ちの込め方と音色の関係などを理論的に教えてくれるドラム教室。
モーラー奏法で有名ですが、最近出す動画では、音楽的な表現も強調しているイメージです。
なお小野瀬主宰の演奏は控えめに言って宇宙人です。
参考動画
この動画の中で、スティックが手に当たる面積によって、音色を変えると説明されています。
今後の課題
K’s musicのスティック剛性はそのままヘッドに当たる時間に変換してもよいのか。
今の自分は、
- スティックに触れる面積が小さい(低剛性)=ヘッドに当たる時間が短い(軽い音)
- スティックに触れる面積が大きい(高剛性)=ヘッドに当たる時間が長い(重い音)
このように捉えています。
しかし、スティックに当たる面積とヘッドに当たる時間は別次元で考えることも出来るのでしょうか。
仮に出来る場合、
- 低剛性×軽い音
- 低剛性×重い音
- 高剛性×軽い音
- 高剛性×重い音
より多くの場合が考えられます。ちょっと今は考えるの止めておきます笑
K’s musicの動画では、音が高い、低いという表現をされていて、軽い重いではありませんでした。
そもそも単体の音に対して軽い重いという表現が間違っているのかもしれません。
(記事の後半でこんなこと言いだしてスミマセン;)
どちらかというと、セットでリズムを刻んだ時に軽い重いと表現されることの方が多いような気もしますね。
確かに、単体の音色については高い低いなら数値化できそうですが、軽い重いは数値化出来ませんからね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
軽い音=悪ではなく、音楽表現に合わせて理想の音を出せるようになりたいものです。
自分の場合は、最優先はリズム感ですがね。。。
また、素人考察の記事の為、鵜呑みにせずに参考程度に留めていただけると幸いです。
自分も勉強を続け、知識が増え次第、アップデートしていきます。
以上となります。ご覧いただきありがとうございました。
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