吹奏楽部のドラムが下手な理由12選

ごきげんいかがですか。自称中級ドラマーです。

吹奏楽部のドラムセットの演奏を見ると、あまり上手い人が居ないと感じています。

理由は単純で、ドラムを叩く環境が無いからです。

私は高校時代は軽音楽部、大学時代は軽音楽部に所属していました。

吹奏楽部員が直面するドラムが上手くならない環境について語ります。

1.吹奏楽部は全体的に個人練習の時間が少ない

吹奏楽部員って個人練習の時間が少ないです。

これは、パーカッションパート、全ての楽器パートに言えます。

吹奏楽部って合奏の時間がやたらと多いです。

他の人が吹けなくて指導されているのを聞いている時間がもったいないです。

個人のレベルを上げる点では、合奏の時間よりも個人練習をしている時間の方が大切です。

特に楽器を初めて2,3年の間は、楽器に触れれば触れる程上手くなります。

もちろん、吹奏楽はみんなで演奏する(=合奏)が大きな目的の一つではあります。

この、合奏と個人練習の時間のバランスが難しい所です。

楽器によっては、休みの日に家で吹くのも難しいです。

楽器の運搬や、音量の問題があります。

個人練習も部活の間しか出来ない事が多いのです。

2.パーカッションパートは10種類以上の楽器を練習しなければならない

ドラムセットは、打楽器(パーカッション)パートの人が演奏する事が殆どです。

打楽器は、大きく分けて太鼓系、鍵盤系の2種類に分けられます。

太鼓系の楽器・・・小太鼓、大太鼓、合わせシンバル、ティンパニ

鍵盤系の楽器・・・マリンバ、シロフォン、グロッケン、ビブラフォン

その他の楽器・・・タンバリン、トライアングル、カスタネット、ギロチン、ウッドブロックetc

これらを全て演奏しなければなりません。

実際は、直近で担当がある楽器を練習する事が多いです。

3.コンクール期間にドラムセットが置いてない

吹奏楽のコンクールは、マーチや吹奏楽曲、クラシック的な曲を演奏する事が多いです。

要は、ドラムセットを使わないのです。

練習場所のスペースに余裕が無いと、ドラムセットを片付けてしまいます。

または、ハイハットやタムをコンクール曲で使う事があります。

その場合は、ドラムセットをバラして使います。

5月~7月までドラムセット自体が置いてないのです。

4.ドラム担当の曲が無いと叩けない

基本的に、個人練習の時間は限られています。

ドラム担当の人が優先的にドラムを練習する事が多いです。

叩いた事が無いと、ドラムやります!と自ら手を挙げるのも難しいです。

私が所属していた部活では、満遍なく全楽器を担当する文化がありましたので、

皆ドラムセットを叩いていました。

そうでない部活の場合、ドラムを叩いた事が無いから自信が無い、

自信が無いから立候補しない、

担当曲が無いから練習出来ない、

ドラムを叩いた事が無い、、、

いわゆる負のループに陥る可能性が高いのです。

5.目立つから恥ずかしい

ドラムセットって、吹奏楽に登場する楽器の中で一番うるさいです。

ハイハットの音も抜けがあります。

練習しているだけで目立ちます。

私はドラムを叩くのが好きでしたが、恥ずかしい気持ちはありました。

そして、曲中の目立つ所を念入りに練習するので、余計に目立つのです。

6.話を遮らないように気を遣う

ドラムセットって、吹奏楽に登場する楽器の中で一番うるさいです。

例えば、土日の練習があったとします。

お昼休みに5分くらいでご飯を食べ、いざドラムセットへ。

周りには、談笑しながら楽しそうにご飯を食べる他の部員が。。。

叩き始めると煩いとのクレームがある事も。

7.ドラムの楽譜が雑

吹奏楽のドラム譜面は適当に書かれている事が多いです。

~fill in~とか、~16feel~とか~swing~とか書かれている事があります。

ドラマーではない人が作っているが原因だと思います。

作曲家や編曲家はドラムの事をざっくりとしか分かっていません。

吹奏楽の楽譜は実際にプレイするレベルにまで落とし込まれていない事が多いのです。

吹奏楽の曲は譜面が先に生まれます。

一方、いわゆる普通のバンドは、メンバーの演奏(音源)が先に生まれます。

シンガーソングライターなどが、スタジオミュージシャンを呼んで音源を作る時には、

ざっくりとした楽譜が手渡されます。

つまり、吹奏楽部がドラムを叩くときには、スタジオミュージシャンと同じ事をしている場合もあるのです。

ちなみに私は今となってはアレンジするのが好きです。

8.楽譜に縛られる

吹奏楽部の打楽器パートは、鍵盤楽器も担当します。

音階がある楽器って基本的にはそれに縛られて演奏する事が多いです。

基本的なんでも楽譜を見て練習します。

楽譜絶対主義なのです。

たとえば、曲は覚えていませんが以下のような譜面が登場したりします。

アクセント感のあるタム回しという意味だと推測できます。

しかし中には、律義に演奏しようと頑張る吹奏楽部員もいます。

9.リズムをリードする感覚が無い

吹奏楽部員が良く言われる言葉に、

「指揮を見なさい」

があります。

指揮者のリズムが絶対主義の風潮があります。

ドラムはリズムをリードする楽器にも関わらず、

指揮者に合わせようという感覚が強い人が多いです。

空気の読める指揮者だと、

「この曲はドラムがあるから、リズムはドラムに合わせて下さい、指揮は表現の参考に」

と全員に説明をしてくれます。

少なくとも今まで私が指導を受けた指揮者はそんな感じでした。

この言葉の意味を理解出来ず、指揮に合わせようとすると、かえってリズムがズレやすくなる恐れがあります。

10.ドラムの基本的なプレイ要素を知らない

ドラムには3つの基本的なプレイ要素があります。

リズムパターン

フィルイン

キメフレーズ

譜面を見たり、音源を聞いた時に、3つの要素のどれかを意識出来るとアレンジや簡略化が捗ります。

練習効率にも関わります。

ドラムは派手なフィルインに注目しがちですが、初心者はまずリズムパターンを多く習得する事が大切です。

私が吹奏楽部員だった頃はここまで考えていませんでした。

11.周りに上手い人が居ない

部員の中に上手い人がいるとノウハウを教えて貰えます。

高校生の頃、とある高校の演奏会を見に行った時に、ドラムが上手いなぁと思ったら、次の曲を叩いた別の人も上手かったです。

高校生の吹奏楽の演奏会でゴーストモーションを行っていたのはここしか見たことが無いです。

ゴーストモーションについての必要性はこの記事では触れませんが、

吹奏楽部員がゴーストモーションを知っている、というだけでドラムプレイに対する知識の高さが伺えますよね。

高校当時の私はもちろん知りませんでした。

アップダウン奏法や、バスドラムのヒール&トゥも知りませんでした。

12.ドラムに興味が無い

そもそもドラムセットに興味がない部員もいます。

例えばメロディーがある鍵盤楽器を演奏する方が好き、などです。

私が高校生の頃は、部活動よりも、太鼓の達人に熱中していました。

今自分が何に時間を費やしたいのか、それだけの事です。

その人の人生なのですから。

興味がない事や、上手くなりたいと思わなければ練習しないのです。

13.おわりに

いかがでしたでしょうか。

最終的には本人のやる気次第ですが、

興味があっても練習環境が悪い人も多いです。

そして、中高生は今ある環境を、それが普通なんだと受け入れがちです。

これからも、吹奏楽部の多くのドラマーは下手なままだと思います。

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