スウィベル奏法を練習していて気づいたことを記録していくページです。
バスドラムを超高速で演奏したい、より自然なフットワークを目指したい気持ちで研究しています。
過去の自分へのアドバイスとして随時更新予定です。
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スウィベル奏法って何?
バスドラムの奏法のひとつです。
ツーバスなどのドコドコフレーズで使われることが多いです。
2、3発の連打ではなく、永続的な連打に適した奏法です。
カカトを振る見た目が特徴的です。
スウィベル奏法の動画
管理人の演奏
まだまだ練習中ですが、BPM195の8分音符を5分間踏み続けています。
土間りょう氏の演奏
ネット界隈で噂の化け物ドラマー、土間りょう氏。
脚だけじゃなくて手も速すぎて神レベルです。手と足のシングルストロークだけで飯食えるレベル。
スウィベル奏法の原理
ペダルを動かすには上下の動きが必要です。
カカトを振ることが目立つスウィベル奏法ですが、
実はしっかりと上下の動きが発生しています。
足を捻ることにより、親指側と小指側で交互に上下運動が発生しています。
動画で確認してみましょう。
スウィベル奏法の原理の動画
アンクル奏法と組み合わせる
スウィベルの原理だと、足首を斜めにしても2cm程度の上下運動しかありません。
2cm程度の上下運動でバスドラムを演奏するには2つの方法を考えなければなりません。
- 動きを速くする
- 別の上下の動きを足す
僕は、アンクル奏法(足首の連打)を少し混ぜて練習しています。
スウィベル奏法50%、アンクル奏法50%みたいなイメージです。
動きを速くしてスウィベル奏法の割合を増やしていくとスピードアップが図れると思います。
(思っているだけで実践は出来ていません。Youtubeの動画を見て思っているだけです)
スピードが増えるということは、ビーターのふり幅が短くなり、パワーも落ちます。
BPM250を超えるとトリガーの利用が必須、といえるのではないでしょうか。
僕は現在右足のBPM200の8分音符がやっとですが、
将来的にはトリガーを使ったスウィベル奏法にもチャレンジしたいです。
オープン奏法で踏む
スウィベル奏法で演奏する時には、オープン奏法で踏まなければなりません。
そしてオープン奏法の中でも必ず意識しておきたいことがあります。
ビーターのレディポジションよりも手前で踏むということです。
レディポジションの時点では、すでにペダルから足が離れています。
踏み始めが安定しない理由もここにあるのですが、
なかなか難しいです。
スウィベル奏法の踏み始めの1発目はスウィベル奏法では踏みにくいです。
足のどこで踏むか
足のどこがペダルに触れるのかについてです。
母指球と子指球付近で交互に踏むことを基本としています。
靴を履いているので、靴の縁(へり)が実際にペダルと触れる部分です。
しかし、これまで練習していて2点思うことがあります。
- 左右の間隔を縮めても良いのではないか
- 少しカカト寄りの方が脱力できるのではないか
まだ確証はありませんが、研究課題とさせて頂きます。
踏むタイミング
踏むタイミング(=ビーターを押すタイミング)は
カカトが左右の端から中央へ向かう時です。
僕は結構悩みました。
言い換えると、カカトが中心を通る瞬間にビーターがバスドラムをヒットするということです。
端にたどり着く時に踏むのは間違いです。
左右の動きはお互いの逆再生ではない
スウィベル奏法の動きは単純な往復運動ではありません。
これはかなり重要です。
右から左へ踏む動きを逆再生した時に、
足自体は、左から右へ動きますが、それだと踏むことは出来ません。
- 右から左
- 左から右
それぞれの動きを練習する必要があります。
矢印の所でペダルを押し、8の字の中心でビーターがヘッドに当たるイメージです。
ポンタさんが言っている8の字スティッキングに似たようなイメージです。
山背氏はインフィニティーと言っています。
ペダルのセッティング
スプリング
基本的にはスプリングの強さで連打の速さが決まります。
MAXで踏みたい速さに合わせてセッティングするイメージです。
僕は結構強めにスプリングを張っています。
(トリガーを使ったスウィベル奏法は違うかもしれません)
ロングボードかショートボードか
ロングボードがオススメです。
ロングボードにするメリットは、リバウンドのコントロールが容易になることです。
バスドラム連打のスピードコントロールは、ペダルのセッティングを除いて主に2つの方法で行います。
- 力の加減
- 踏む位置
この2つのうちの、踏む位置でのコントロールをしやすくする為にロングボードを選択しています。
例えるのであれば、
- 1mの紐を100等分する
- 10cmの紐を100等分する
前者の方がやりやすいと思います。
モノが大きい方が細かいコントロールがしやすいのです。
ロングボードだから速く踏めるということはありません。
単純にモノを動かす力だけを考えると、小さい(軽い)モノの方が同じエネルギーを与えたときに速く動きます。
しかし、バスドラムの演奏は、スプリングやリバウンドという力も関係します。
練習段階においてはコントロールがしやすいロングボードがオススメです。
僕はデーモンドライブのロングボードを愛用していますが、
ボードが長いTAMAのスピードコブラもコントロールがしやすそうなイメージです。
ビーターの角度
浅い(打面に近い)方が楽です。
しかしアコースティック(生ドラム)でスウィベル奏法を踏みたいのであれば、
ビーターと打面の距離を確保してパワーを出したい所です。
まだ研究中です。
靴は履くべき
靴は履いた方が良いです。
人間の足の裏って意外と柔らかいので、さわるとへこみます。
へこむ(状態が変化する)ということは、エネルギーが使われている証拠です。
布団の上にボールを落としてもリバウンドしにくいのと同じです。
僕は靴の中で足が移動しないように、紐でしっかりと縛っています。
裸足でスウィベル奏法やってみた動画
日本発?裸足でスイベル奏法を練習してみたけど、力が皮膚の収縮に変換されて奪われるので靴を履いたほうが良いですね。
あと、この動画みたいにスイベル50%アンクル50%みたいな状態もあるのかなという発見もしました。#スイベル奏法#スウィベル奏法 pic.twitter.com/5nCZVTCkGf— K13@ドラムフレーズ100連発CH運営中 (@jisyoutyuukyuu) December 15, 2018
足首の動きの基本と自然な動かし方
(2021.05.15追記)
YouTubeを何となくみていたら、足首の骨格の作りを解説している動画を見つけました。
足首の動きは基本的に3種類に分けられるそうです。
背屈と底屈
つま先を上下させるような動き
外転と内転
バイバイをやるような動き
回外と回内
親指と小指の付け根を交互に床から上げるような動き
自然な動きは決まっている
- 背屈と底屈
- 外転と内転
- 回外と回内
3種類の動きが合わさって足首は動きますが、自然な動かし方は決まっているそうです。
内返しと外返しです。
内返し
底屈、内転、回外の組み合わせ
外返し
背屈、外転、回内の組み合わせ
ダウンアップ奏法との融合
結論的には、ダウンアップ奏法との融合の際には、
ダウン&外返し
アップ&内返し
で演奏するのが身体の構造に合った自然な動かし方となります。
感覚的には、上下運動、というよりも、右上と左下に脚を捻りながら動かすとそれっぽい動きに近づくのではないかと思われます。
高速になるほど動きは簡略化されます。
つまり、左右の印象が強いスウィベル奏法ですが、ゆっくり大げさに演奏すると、
右上と左下の往復であると考えられます。
今からスタジオに行くのが楽しみです♪
参考
山背弘氏
足モーラーについてYoutubeなどで発信してらっしゃる方。
しかし、スウィベル奏法で高速連打を実践している動画は見当たりません。
お弟子さんと思われる方のツイッターではスウィベル奏法で連打している動画が確認できました。
直接のレッスン限定で教えているのかもしれません。
スウィベル奏法以外にも有益な情報を発信されています。
モーラー奏法とその応用(山北弘一)
足モーラーとして、内回転外回転の解説があります。
スウィベル奏法はこの内回転と外回転を交互に行う奏法です。
著者の山北弘一氏もYoutubeで発信されておます。
ぶっちゃけYoutubeだけでもかなり有益な情報を得る事ができますが、
一から学びたい、体系化されたまとめた情報が欲しいという方はDVDを見てみるのもアリではないでしょうか。