スプラッシュシンバルを追加予定だけど、どこの位置にセッティングをしようか、スタンドは何を使えば良いのか迷ってる方へ。
基本的にはハイハットの近くに、アタッチメント(と呼ばれるシンバルスタンド)を使ってセッティングすることをおススメします。
TAMA タマ シンプル・シンバル・アタッチメント MCA53
サウンドハウスで【TAMA ( タマ ) / MCA53】を見る
私は最大でスプラッシュシンバルを3枚セッティングする事もあります。
それでは、自由気ままに解説していきます。
フレーズについての解説記事はコチラです↓
スプラッシュシンバルの使い方【譜面と動画で解説】
1.ハイハットとクラッシュの間
特徴
最も無難なセッティングです。
ドラム初心者でスプラッシュシンバルを1枚のみ使用する場合は
ハイハットとクラッシュの間に、アタッチメントと呼ばれるスタンドを使って付けましょう。
理由は、スプラッシュシンバルはハイハットと組み合わせて使うことが多いからです。
例えば、ハイハットを16分で刻むリズムの頭がスプラッシュの場合、
右手の移動距離が短くて済みます。
ドラムセットは色々な楽器が組み合わさっています。
同じフレーズでも、移動距離によって難易度が大きく変わる事は意識しておきたいですね。
オススメのスタンド
TAMA タマ シンプル・シンバル・アタッチメント MCA53
サウンドハウスで【TAMA ( タマ ) / MCA53】を見る
僕が使用しているスタンドは、TAMAの一般的なアタッチメントです。
シンバル直近の可動部が無段階(ギザギザじゃない)なので、細かなセッティングでも思い通りに可能です。
初心者にはおススメです。
2.ハイハットの上
ハイハットの上に取り付ける方法もあります。
特徴
メリット
- スタンドが軽いので持ち運びが楽
- 右手と左手の距離が等しくなるので、両手で叩くフレーズがやりやすい
デメリット
- ハイハットを叩こうとするとスプラッシュが誤爆する可能性あり
- 口径の小さいスプラッシュのみ可能(写真の8インチより大きいとハイハットに被るので厳しい)
オススメのスタンド
TAMA タマ”HAT STACK” シンバル・スタッカー CSH5
ハイハットの上に小口径シンバルを付ける為のシンバルスタンドです。
サウンドハウスで【TAMA ( タマ ) / CSH5 “Hat Stack” 】を見る
下でクラッチも紹介してますが、こちらが安価で使いやすいと思います。
TAMA タマ CL08ハイハットクラッチ
クラッチとは、ハイハット2枚の内の上側(トップ)を取り付ける部品のことです。
僕は、クラッチを使っています。
“HAT STACK” シンバル・スタッカー CSH5が当時は発売されていなかったからです。
3.シンバルの上
シンバルの上にスプラッシュシンバルをセッティングすることも出来ます。
シンバルスタッカーと呼ばれる(商品名)スタンドを使って取り付けます。
このセッティングを行うと、
スプラッシュシンバルがドラムセットの最上階に位置することになります。
特徴
メリット
- アタッチメントよりも軽いので持ち運びが楽(CSH5よりは重い)
デメリット
- シンバルが身体からは遠くなるので、叩きにくい
- 速いフレーズが難しくなる
- 持ち運びの軽さを求めるならCSH5の方がが軽いので中途半端
いつ使うの?
2枚目以降のスプラッシュシンバルをセッティングする時です。
1枚目のスプラッシュシンバルをハイハットの近くにセッティングしている場合に、やむを得ず、というイメージです。
スプラッシュ1枚でこのセッティングをすることは、メリットは無いかと思います。
使用頻度の低い方のシンバルをセッティングしましょう。
オススメのスタンド
TAMA タマ シンバル・スタッカー CSA25
サウンドハウスで【TAMA ( タマ ) / CSA25】を見る
角度を調整出来ます。
僕も使っています。
暴発を防ぐために、少し奥にセッティングしています。
TAMA タマ コンパクト・シンバル・スタッカー CSA15
サウンドハウスで【TAMA ( タマ ) / CSA15】を見る
調整出来なくても絶対に困らない!と自信のある方は、CSA15の方が安くて軽いです。
セッティングの調整が出来ませんので、ぶっちゃけ使いにくいと思いますが。
4.タムの上
タムの上にセッティングする方法もあります。
特徴
メリット
- お客さんからシンバルがよく見える
- ドラムセットの中心になるので見た目がキレイ
- ブロークンダブルでタムとの高速連打が可能
デメリット
- ハイハットとの距離が遠くなるので移動が辛い
いつ使うの?
最大のメリットは見た目です。
ドラムセットのど真ん中にスプラッシュをセッティングすると存在感があります。
お客さんからスプラッシュシンバルの存在がハッキリとわかるはずです。
左右対称という意味でも気持ちいいでしょう。
このセッティングの使い方としては、
口径の大きい12インチのスプラッシュや、14インチのチャイナなどをセッティングして、
クラッシュシンバルと同様にある程度しっかり叩きたい場合でしょうか。
8インチのスプラッシュ1枚をセッティングするような感じでは無いですね。
実は、僕が高校生の時は、スプラッシュシンバルが1枚でこのセッティングでした。
先輩が勝手にセッティングしたので、それが当たり前だと思っていました。
当時の自分に会えるなら、絶対にオススメしません。
ライブ中に1回しか叩かなかったり、おニューのシンバルをお披露目したい場合、
魅せるセッティングとしてはアリかも知れませんが。
オススメのスタンド
TAMA タマ シンプル・シンバル・アタッチメント MCA53
サウンドハウスで【TAMA ( タマ ) / MCA53】を見る
冒頭で紹介したスタンドと同じです。
タムの上にもセッティング出来る万能スタンドです。
初めてのスプラッシュシンバルで迷ったらこれ買っておけば間違いないです。
色々な場所にセッティングして実験してみましょう。
TAMA タマ HOOP GRIP フープ・グリップ・クランプ MC8
タムのフープに取り付けるアタッチメントです。
サウンドハウスで【TAMA ( タマ ) / MC8 】を見る
持ち運びの際の軽さや、将来カウベルを付けるなど、拡張性を重視したい人はコチラでも良いですね。
5.おわりに
迷った人はMCA53を買おう
初めてスプラッシュシンバルを導入する方は、TAMA ( タマ ) / MCA53を買って、色々なセッティングを試してみることをオススメします。
サウンドハウスで【TAMA ( タマ ) / MCA53】を見る
オススメのスプラッシュシンバルは?
PCC8SP Splash 8″(コスト重視)
初めてスプラッシュシンバルを試してみる方にオススメなのは『PCC8SP Splash 8″』です。
メリットは低価格です。¥1,580(抜)¥1,738(込)です。
サウンドハウスのオリジナルブランド、PLAYTECH(旧ZENN)のモデルの一つです。
コスパ最強です。
PLAYTECHのシリーズには最安だと1000円未満のモデルもありますが、硬めで広がりの無い音がする印象なのでオススメしません。
音色と価格を総合的に考えると、PCC8SPをオススメします。
SABIAN(セイビアン) [AA] SPLASH AA-8SP
SABIAN(セイビアン)のAAシリーズの8インチです。
実際に僕が使用しているスプラッシュシンバルです。
薄くて、音の立ち上がりが速いです。
SABIANのAAシリーズのシンバルは多くのスタジオでも設置されています。
無難な定番モデルです。
10年以上使用しています。おそらくこの先もずっと使い続けますし、割れたら同じのを買いますw
おわりに
シンバルを増やすとドラムが楽しくなりますよ♪
ちなみに僕は、ハイハットのクラッチを利用する方法を主に採用しています。
8インチのスプラッシュを1枚使うときは99%この方法ですね。
なんと言っても持ち運びが楽なのと、8インチなのでハイハットを叩いている時も暴発しにくいです。(暴発しないとは言っていないw)
最後までご覧いただきましてありがとうございます。
↓Youtubeチャンネルも是非ご覧ください。叩いてみた動画など投稿しています↓
スプラッシュシンバルのドラムフレーズ集 (RADWIMPSより)
https://www.youtube.com/channel/UCljWc1MR1jOf1f_IAi_YcrQ?sub_confirmation=1