10年前に購入した電子ドラムのパッドの反応が悪いので修理してみました。
1.電子ドラムパッドはRoland PD-85
今回修理したのはRoland(ローランド)社の製品であるV-drumsという、
いわゆる電子ドラム(エレドラとも言ったりしますね)のパッドです。
製品名はPD-85です。
【PD-85画像】
2007年夏頃に、TD-12という音源モジュールと一式のセットで購入しました。
一年間せっせとアルバイトして貯めた35万円キャッシュで買った思い出の品です。
【20歳の夏に現金35万円で購入した電子ドラムTD-12】
新品のパッドの値段をみたら2万円くらいするのですね。。。
貧乏ドラマーなので、今回は100円ショップのグッズで修理していきます。
2.反応が悪くなった原因
反応が悪くなった理由は、
ヘッドの打撃を感知するセンサーに直結しているスポンジが収縮してしまった為です。
スポンジは本来、メッシュヘッドに僅かに触れています。
メッシュヘッドを叩いた振動をセンサーへ伝える役割をしています。
【イメージ画像はそのうち^^;】
しかし、スポンジが縮んでしまい、ヘッドに触れなくなると、
強めにメッシュパッド(面)を叩いてもリム(縁)の音が鳴ってしまいます。
タムを叩いているのにカンカンカンカン。練習にも身が入りません。
まるでメンテの悪い太鼓の達人みたいですね。
3.準備するものはメラミンスポンジ
準備するものは以下の通りです。
・メラミンスポンジ 4*3.2*4cm
・接着剤
・定規(スケール)
・カッターナイフ
メラミンスポンジをダイソーで購入しました。
その他は家にあったものを利用しました。
チューニングキーは2つあった方が作業は捗るかも知れません。
一応メラミンスポンジの画像載せておきます。
【メラミンスポンジ画像】
4.作業手順
4-1.電子ドラムパッドのヘッドを取り外す
早速ヘッドを取り外します。
チューニングキーが2つあれば両手同時に外していった方が早いです。
【ヘッドを取った画像】
ヘッドを取り外すとこんな感じです。
4-2.センサー上のスポンジを測定
電子ドラムパッドの中心部に円錐形のスポンジがあります。
【スポンジ拡大画像】
電子ドラムの電源ONの状態でこのスポンジを触ってみると、ヘッドを叩いた音がします。
スポンジがどれくらい潰れているかを定規(スケール)で測定し・・・
写真だと2㎝くらいです。
【測定画像】
4-3.メラミンスポンジをカット
カッターナイフでメラミンスポンジをカットして下さい。
気持ち厚めの方が手直ししやすいです。
薄くなってしまったら諦めて新しくカットする事になります。
4-4.メラミンスポンジを接着する
カットしたメラミンスポンジを、収縮してしまったスポンジの上に載せます。
載せる前に上面と底面に接着剤を着けました。
私は事務用のスティックのりを使用しましたが、
瞬間接着剤だとどうなるのでしょう。。。自己責任でお願いします。
【スポンジ載せた画像】
4-5.電子ドラムパッドのヘッドを取り付ける
ヘッドを載せてチューニングキーでボルト締めて完成です♪
【完成画像】
5.センサースポンジ丸ごと交換してみた(追記)
電子ドラムパッド修理後に再び感度が悪くなりました。
更にスポンジが収縮したものと思われます。
思い切って、純正のスポンジを全て取ってしまいました。
【電子ドラムパッドのスポンジを全て取った画像】
スポンジを取ると、衝撃を電気信号へ変換するセンサーが姿を現します。
センサーはピエゾ素子と呼ばれている、らしいです。
ちなみにAmazonでは10個でワンコイン以下で販売されています。質とかは知りませんが。
【電子ドラムパッドのセンサー(ピエゾ素子)】
スポンジそのものはセンサーではありませんので、交換が可能なのです。
100円ショップで買ったメラミンスポンジをカットして接着剤を塗って載せます。
あとは、ヘッドを取り付けて完了。
最初からこの方法でやってればよかったと思います。。。
6.感想など
使用してみた感想は、新品の時と同等かは定かではありませんが、
大分改善しました。
10年使用した電子ドラムですが、まだまだ練習に使って行きたいと思います!
とはいえ、お金に余裕があれば買い換えたいのが本音です。
叩いている途中でスポンジがずれることもあります。
何度も修理していると、時間がかかります。
その時間で練習出来るじゃん!と思う事もしばしば、、、
社会人で週末ドラマーの方はサクッと新しいパッドで気持ちよく練習するのもアリかも知れませんね♪
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