吹奏楽部でドラムの曲以外の個人練習をしようとした時に、
何をすればいいかわからない事はありませんか?
吹奏楽部でドラムセットを使って演奏する曲は、概ね以下の3つのジャンルに分ける事ができます。
1.ロック&ポップス
2.ジャズ(スウィング)
3.マーチ
この3つのジャンルを練習しておくと、大体の曲に対応出来るようになります。
逆に、マーチしか叩いた事が無い人が急にジャズの曲を合奏しても上手く出来ないのではないでしょうか。
例えば、じゃんけんをする時にグーの1種類しか出せないと相手に知られていたら勝てないですよね。
グーチョキパーの3種類を出せる事によって、相手と互角に渡り合うことが出来ます。
それでは、3大ジャンルのドラミングの特徴と、基本リズムパターンを紹介致します。
1.マーチ
バスドラムの表打ちとスネアの裏打ちを主体としたリズムで表現するジャンルです。
吹奏楽部員でマーチを演奏したことが無い人はいないと思うので、お馴染みのジャンルですね。
なお、具体的な曲名を挙げると、以下の曲の一部分で使われています。
ディズニーメドレー3
高度な技術への指標
ブラボー・ブラス!
最も基本的なリズムパターンは以下のようになります。
少しだけ発展させると以下のようなパターンもよく登場します。
また、スネア主体でリズムを表現する場合もあります。
バスドラムを4分でキープしながらスネアを自由に叩けるようにするのが一番のポイントです。
(とりあえず基本的なリズムパターンにおいては、です)
2.ロック&ポップス
ロック&ポップスとは、ドラムのリズムパターンに限って説明すると、
バスドラムとスネアの掛け合いで表現するジャンルです。
その上にハイハットが加わります。
とんかつ定食で例えると、
ご飯=バスドラム
とんかつ=スネア
キャベツ=ハイハット
みたいなイメージです。
もしスティックが1本飛んで行ってしまったら、ハイハット(キャベツ)ではなくスネア(とんかつ)を優先して叩きます。
具体的な曲名を挙げると、以下の曲の一部分で使われています。
オーメンズオブラブ
セプテンバー
ウィーアーオールアローン
最も基本的なリズムパターンは以下のようになります。
ドラムが苦手な人にはこれを叩いてもらえば大体の曲には合うでしょう。
バスドラムを変化させた以下のパターンが、実際の曲では最も多く使われます。
ロック&ポップスの王道パターンです。
吹奏楽では以下のパターンも超頻出します。
(軽音楽部で演奏するようなロックだと、バスドラムとスネアを重ねて演奏する事は比較的少なめです)
ハイハットを16分で刻むのは、ポップスの中の細分化されたジャンルである、ラテン系の曲に多く見られます。
具体的な曲名を挙げると、宝島やエルクンバンチェロですね。
また、ラテン系に特化したドラムのリズムパターンもありますので、是非チャレンジしてみて下さい。
(記事は今後追加予定です)
3.ジャズ
ジャズは、吹奏楽ドラムのリズムパターンに限って説明すると、
シンバルレガートと2、4拍のハイハットを主体としたリズムで演奏するジャンルです。
具体的な曲名を挙げると、以下の曲の一部分で使われています。
インザムード
ルパン三世のテーマ
A列車で行こう
高度な技術への指標(中盤)
ブラボー・ブラス!
最も基本的なリズムパターンは以下のようになります。
ハイハットだけで
バスドラムとスネアを加えて
シンバルレガートのタイミングは重大な特徴があるので、別記事にて紹介予定です。
4.叩いてみた
譜面を順番に叩いてみた動画です。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
もう一度おさらいします。
- マーチ→バスドラムの表打ちとスネアの裏打ち
- ロック&ポップス→バスドラムとスネアの掛け合い
- ジャズ→シンバルレガートと2、4拍のハイハット
全ての曲はこの中のどれかに属すると言っても過言ではありません。
初心者の内は難しくて叩けない曲もあるかと思います。
そんな時でも、ジャンル別の基本リズムパターンを練習しておくことで、
簡略化して対応する事ができるはずです。
ドラムセットの演奏は、半分以上(筆者の感覚だと8割以上)の時間でリズムパターンを演奏しています。
なので、初心者の方はまず初めにリズムパターンの引き出しを増やす事を主に練習するべきだと考えます。
また、この記事では、吹奏楽ドラム初心者が練習する上で、3つのジャンルに分けて意識するのがおススメであるという事を主張しています。
例外、応用、ジャンルの派生があるという事です。
ドラムに慣れてきたら、色々なジャンルについて広く深く調べてみる事でよりドラミングの幅が広がると思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。
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